
コロナ騒ぎが始まって以来、日本で地方都市に出るのは2度目のこと。ただ、あまりにも引きこもりすぎていたので、少し足を伸ばし、軽井沢にやって来た。
ここまで来たのは、たまたまこの地域でいくつかの用事が重なったからなのだが、そんなに人出もないだろうと宇を括っていたのは間違いだったということに、ホテルに着いてすぐ気付かされた。ロビーからしてごった返していて、話にならなかった。子供がマスクもせずに走り回っている。結婚式が多いとかで、人もかなりいる。後悔した。
コテージタイプだったので、部屋は面白かったのだが、いかんせん古すぎた。コテージと聞いて、おしゃれなスッキリさを想像していたのだが、その設備は40年前のレベルの小屋。家具は全部古く、電子レンジもなく、あるのは本当に基本的なアメニティばかりで、風呂場も前世紀のコンポーネントをそのまま使っていることは、風呂場のアクリルの色からして明白だった。シャンプーも匂いがきつい。そして何より冷え込みが激しい。これで定価12万はふざけすぎだ。こんなところ2万でも来たくない。ここでも後悔した、というか、日本のホテル業界大丈夫なのか?
ダメさ加減もここまでくると、ポジティブな要素はそうそう見つかるものではない。ただただ風景に頼って日銭を稼ぐホテルの見苦しさが目についた。風景はまあ良かろう。ゴルフや結婚式も良かろう。でも設備は勘弁してほしい。なんでメインビルにしてくれなかったのだろう(部屋の状況は予約の際には分からず、価格からてっきり最新設備と考えていた)。エアコンを入れてもひたすら寒い。
天気も駄目押ししたかもしれない。雨が降り、クソ寒い。そして室内は旧式のエアコンでカラッカラだ。その上、寒さがじわじわ沁み込んでくるので、夜もよく眠れず、辛かった。
少し救いに感じたことは、物価が安いということだろうか。スーパー「つるや」の価格は、東京と比べると安い。なので、遠慮なく買い込んで、食事はそれで済ませた。だが、不動産は首都圏とあまり変わらない気がする。特に軽井沢は結構な値段だ。
他に魅力があるとするならば・・・ジャージー牛乳だろうか・・・ジャージー牛はホルスタインよりも乳脂肪分が多く(記憶では2%違ったような)、舌触りがかなり違う。今回初めて意識して飲んでみたのだが、確かに関東で飲んでいる普通の牛乳とは違う味だ。
さようなら、軽井沢プリンスホテルウエスト、というか、プリンスホテル系列。もう泊まることはありません。
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