
科目名は「Communication for IT Professionals」。如何にIT関連の論文を読み解き、内容を掴み、更に自らのものにするかと言う内容で、4本の割と長めの論文を読んでいく。が、オンラインになったせいなのかどうか、かなり中途半端な読みに終始し、先生が論文を勝手にまとめて話を進めていくような一人芝居的な講義に終始した。
更に、講義時間のうちの4回はミニテストと期末にとられ、更に後半では同級生のプレゼンを観覧する時間になったり、今度は自分のプレゼンをやる時間になったりと、こう言っては悪いが、かなり授業時間的にはうっちゃりをかまされる授業だった。これは英語コースとまるっきり同じ現象で、ボンドのEAPも中間テスト後はかなり流動的だったし、GELIのDEPも後半は意味もなくゆるゆるだった。でも英語コースは仮にも毎日授業をしていたわけで、そこから考えると、どうしてこう言うコースデザインになるのか理解に苦しむ。学生の英語が弱いからって、そこに胡座をかいていませんか?と聞きたくなる科目だ。
講師はGELIの所属のローカルの先生で、既にこの科目を長年受け持っているとのこと。恐らく30代後半。英語は流石に聞きやすいので助かった。
内容的には、GELIの英語コースに通っていた学生にとっては、まるっきりと言っていいほど重複している(論文こそ読まないが、書き方のポイントについては同じことを講義している)。しかし、そのくせに週5日だったものが週1日になり、それが10週、つまり正味英語コースの2週間分のネタで学費は10週分という、コスパガタ落ちの科目に仕上がっているのだ。はっきり言って要らない科目だ。英語力にイチャモンをつけて、単に大学が楽して金を儲けるための科目にも感じられる。だったらそもそも英語コースを卒業させなければいいだけの話ではないか。
拠って、受講はお勧めできない。が、IELTSが7未満の学生は全員受けさせられるので、どうしようもない強制科目になっている。個人的には廃止すべき科目だと考える。もちろん、IELTSでバンド7まで行っている人は、他の科目に切り替えが可能だ。ただ、一般的には6とか6.5の人が多いことと思うし、こんな科目よりもITの基礎を英語でやってもらったほうが良いだろう。よっぽどITに対するカンも育つし、知識的にも後々のカリキュラムに向けてかなり栄養価を発揮してくれるはずだ。この点はすでにコースディレクターにも文句をつけてある。
さて、成績評価は、3回の小テスト(作文・各10点)、プレゼン(20点)、レポート(30点)、期末テスト(作文・20点)で百点満点となる。全く準備しないで一学期過ごした(と言うか他の科目で悩まされ続けて何もできなかった)ものの、結果は77.5点。成績はD、GPAは6。わかったことといえば、英語コースから目立った進歩はしていないということくらいだ。格段の進歩を遂げていたなら、点数的にもっといけて当然のレベルだったと思う。

今IELTSを受けたら、少しはマシになっているのだろうか。自分的には何も進歩していないので、心苦しい限りだ。
コメントを残す