
矢継ぎ早に繰り出される政府の施策を受けて、ここ数日、各レベルの学校でオンライン授業への移行が始まっている。
グリフィスが例外になるわけもなく、すでに大部分の機能を停止し、教員も在宅で授業を始めるようになっている。図書館やジムも閉鎖された。人間と接触する業務がことごとく削られた形だ(バスでも、カードにチャージしようと思ったら「(感染予防のために)紙幣を受け取らないように言われている」と言われた。現金取引が基本のバス車内でのチャージができなくなった事になる)。
さて、オンライン教育の場で現在広く利用されているのは、BLACKBOARDというプラットフォームだ。これはライブ授業やマテリアルの共有、成績登録など、様々な教室のシチュエーションをヴァーチャル化したもので、学生側もメッセージや音声での発言ができ、通信環境が許せば、全員でビデオ参加することも可能になっている。日本的には少し大味なプラットフォームなのだが、現状とりあえず利用していて不自由はあまりないので良しとしたい(日本にも代理店はあって、顧客もいるらしいので、本来なら感想を聞いてみたいところなのだが)。恐らく、うまく使えば、教師と学生、学生と学生のコミュニケーションはもっとインタラクティブになり、平板な授業がもっと楽しくなることは期待できる。そう考えれば、我々の時代はとてもつまらない時代だったなと思う。
だが、映像データをやり取りすると言うことは、つまりデータを食うことでもあるので、ホームステイやシェアハウスで家にWIFIがある場合を除けば、どうするのがいいのかと言う問題にはなる。今僕の携帯には80Gのデータがついているが、今後は据え置き型500Gのモバイルルーターのお世話になりそうだ。今回は長期ビザも出ているので、申し込みも大丈夫だろう(最初は「ビザが1年以上ないと、長期プランは申し込めない」と告げられた。結局は解決したが、頭痛のするやりとりだった)。
にしても、毎月68ドルの出費になる。それに見合う成果を上げなければならない。あ、要はその分稼げばいいのか。
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