キュウガクのススメ。

By Freepik

 人に出会いと別れがあるように、大学との付き合い方には、入学があれば自然と卒業や退学がある。だが、今回、僕の選択肢は「休学」だ。

 僕は2017年にボンドのオンラインMBAの受講を開始、2018年5月にボンドで需要を受けて英語のポンコツさを自覚して即出願、2セメスター延ばして2019年9月からボンドで英語の勉強を始め、同11月にグリフィス への転校を決断。2020年3月からGELIで英語の勉強を始め、5月に修了、7月には人生何度目かの修士課程に進んだ。

 しかし、3月以降、コロナの影響を受けたオーストラリアの留学環境は290度位変化し、一学期を終了してからも、状況はまだ変化を続けている。その具体的状況については既に百投稿以上用いて述べたとおりだ。

 ここにきて、僕は退学を考えつつも、とりあえず休学を選んだ。そこで今日ここで問いたいのは、「入学したら予定通り卒業しなきゃいけないのか」だ。特に僕のように学校都合でスケジュールを狂わされた者にとっては、ここにきてどうやっても考えなければならないトピックになってしまった。

 ちなみに、僕はこれまでいくつも学校に行っていて、いくつも入学と休学と卒業と退学を繰り返している。というよりも、一度学校を一通り経験すると、学位に執着しなくなるばかりか、2回も授業に出れば、その時点で受講科目の問題が見えてしまい、オチまで見えてしまうのだ。その結果、学校のサービスやサポート体制に焦点がずれ、その学校のアラが見え出すことになる。特に、この国の思考法はアジアとは違う。社会基盤も違う。物価も全く違う。そして、移民を受け付けない日本と、軽犯罪者の流刑の地として始まり、多くの移民の受け入れを通じて社会を成立させてきたオーストラリアでは、社会の構築と統治モデルが全く違っている。その中でぶつかって来た問題は、これまでにここに書き溜めてきた通りだ。そして、ピックアップした問題は、常に放置され、重い蓋をされる存在でもある。だが、そこには我々留学生のあるべき姿に関わる答えが隠されている。

 そもそも大学が産業を自負し、様々なものを自慢するのならば、批判は受け付けねばならないし、常にイノベーションを生み出し、改善を続けなければならない運命にある。しかしながら、現実の顧客が18〜25歳の学生であり、更に成人教育においても「割り切った豪州人学生」しかいない為、過ちや不足を指摘されることなく今日に至ってしまっており、国際化を謳いながら白人文化を押し付ける結果になっているのだ。現に僕の会った学生たちは、テストの採点基準を除けば、文句をいうことなど考えていなかった。もちろん、全部が全部ではなく、形骸化したオンブズマンに突っ込んで行く学生もいる。僕のように。

 エージェントも業界の一端として経営効果の手助けをしていることは間違いないが、これは各国で同様のプロセスの一部であり、提供しているサービスに関しては、顧客(学生)から料金を取らない限り、特に文句をつけるでもない。言うまでもないが、大学からバックマージンを受け取りつつ、学生からも金員を受け取っているなんとかジャーナルなどは全くもって論外だ。多くの会社が大学からのバックマージンのみで経営しているものを、学生からも金をとるのだから、無料でやっているエージェントの多くも実際眉を顰めている。

某社の料金体系

 「無料でサービスを提供する」とは言っても、大学からは巨額のマージンが流れ込むので、無料エージェントにはそれなりのサービスを要求できるし、実際色々なことをしてくれているものだ。豪州では平均で学費の10〜20%、カナダなどでは学校によっては学費の30%がマージンとしてバックされるので、かなりの収入になっている。でなければ、業界が成り立たない。オーストラリアについては、正規大学ではそこまで行かないものの、語学学校によっては高めのマージンを出しているところもあるので、ビジネスとしてはかなり美味しいのだろう。もちろん、学校の学費にはその分が含まれているので、自然と高価になって我々の財布に迫ってくるわけだ。エージェントにしてみれば、本当にありがたいお客様、ということになる。

 それだけ払ったからには、権利は主張してしかるべきだろう。だが、僕は色々と学校に直談判をしていたので、それほどエージェントの負担もなかったのだろうと思う。他にも、銀行口座も携帯電話も手続きは自分でやってしまったので、特に手を煩わせることもなく、エージェントにしてみたら「入ったと思ったら今度は辞めるんですか?え、休学ですか?は?」と思ったことだろう。ただ、次の学校の手続きについても同時に依頼をしたので、引き続きお世話になることになる・・・はずだった。学校に良かれと最初は直接話をしていたのだが、学校側が「エージェント噛ませても全然いいわよ」というので、丁重にお引き渡しした次第だ。自分が動くことで、より多くの人が儲かるなら、それはそれでいい。と思ったのだが、その後の壊滅プロセスはこれまでに書いた通りだ。学校のマネジメントがポカをやり、経営を狂わせてしまったばかりか、僕や多くの講師の人生まで掻き乱すことになった。

 しかし、学びを止めたくない僕は、これまで書いた通り、別の関連コース(フリーも含めて)を受講しつつ頭を動かし、同時にグリフィスに休学届けを出すことにした。また、休学届を出す際には、必要な状況説明の中で今回我が身に起こった事を列挙しておいた。「こんなことされたら、学生としてはどーしようもないんですけど」という考えは伝えなければならないし、学生は学生なりの抗議をすべきという方針は最後まで貫いたつもりだ。それだけ不都合かつ学校の勝手なロジックを押し付けられ、怒りを表現しない理由はない。しかし、学費を払っていることや、ビデオの評判も合わせて、グリフィスからは感謝されても恨まれる覚えはないし、未来永劫感謝されても良いくらいだと考えている。そういう意味では、休学という流れも、ある種未来の学生と大学への貢献になるのかも知れない。そう考えるなら、僕の休学という、一時なりとも学校に距離を置く行為は、一種学校に対する抗議として映るのだろうか、それとも、番組作りにあたって、常に中立を心がけて来たことが招いた当然の帰結なのだろうか。学校側に僕の静かな怒りが伝わるのかどうかは、知る由もない。まあ、多分気づかないだろう。一人減っても客はまだまだいるのだから。

 その一方で、既に書いたように、僕は今別の色々なコースも受講しているので、今回の措置は保険の意味もあるのだが、実際には豪州の出入国政策の行方を待ちたいという思いも強い。いつかまた戻るかも知れないし、・・・とは言え、もし年末以降も国境が開かないのであれば、退学を考えざるを得なくなるのだが。

 また、なぜ休学を選んだのかという点には、「ここで何かを書きたかったから」というネタ狙いな部分もある。なんでも手続きをした記録を残しておくことは、今後豪州に来ようと思う人の予備知識となるはずだ。

 さて、今更ながら本題に入ろう。休学というか、色々あって一学期ちょっと休みたい、という場合には、LOA(Leave Of Absence 文字通り「休暇届」)の制度を利用する。これには、ちょっとした手続きがある、と言っても極めて簡単なので、ここに書いておく。

 まずは、グリフィスの場合、昔言ったISAに相談することが必要になる。が、これは形式上のことで、メールを書けばいいことになっている。ASK USからメールをしたら、見事に返事が帰って来なかったので、僕は、前回「退学してえ」と相談した際に、「LOAにしたら?」と返事をしてきた人に返信メールを送った。すると、「ウェブで申し込んでいいわ。あと、こっちに届出のメール(ステートメント・声明文)を頂戴ね」と来た。LOAはそのページがあるので、そこに行って、休学理由を選択、そして「OKしたISA」の名前を書くことで終了(ページにたどり着くには学籍番号の入力が必要なので、リンクは貼らないでおくが)。そして、ISAにも理由書を送っておいた。すると、割とすぐに「こっちからも言っておいたから、許可メールがくると思うわ」との返事。もちろん、別に断られる理由もない。それと同時に、とりあえずISAと話してみたかったこともあり、アポをとって一回「面談」し、その後数日したら、ちゃんと「Leave of Absence Application Approved(申請許可されたあるよ)」メールが送られてきた。手続き上はこれでおしまいだ。

 このLOAは一年に一度申請でき、もともとあってもなくても同じな三学期目と合わせると8ヶ月お休みがもらえる。なので、やろうと思えばズルズル学生を続けることも可能だ(今のコロナな状況下では、まるまる一年休むのも可らしいし、事情によってはもっと長くもできるらしい。現地にいて、見つかるならバイトもできるだろう)。それは健康上の理由でも、学費が払えないからという理由でもいいし、勉強が追いつかないよーというものでも良い。今ならコロナが格好の理由だが、実際に僕はコロナの影響を受けたので、掛け値なしで財政面での問題を挙げた(ページに選択肢をチェックする欄があり、否が応でも何かを選ばないといけないので)。そんなに無碍に却下されるものでもないので、自分の都合に合わせて申請が可能だ(大した悪用もする必要のないものなので、こう言ってしまっても大丈夫だろう)。

 もとより、必要単位がたまると自動的に弾き出されるシステムなので、自分のペースでやりたい学生には良い制度だと思う。そして、僕のような自給自足な学生にとっても、利用のしがいのある制度なのではないかと思われる。

 ISAとの面談も、今回はまあまあ良かったように思う。コロナの影響をズルズルと引きずる中で、ISAのメンバーは様々な学生と話していて、それぞれの状況を大体把握しているようだ。なので、こういうシチュエーションで特に難癖をつけてくるということはない。もし申請することがあったら、英語のレッスンのつもりで話してみても良いと思う。また、前回のどうしようもないISAと違い、今回はまあまあ当たりだったように思う。当たり外れがあるというのは、よく考えれば有ってはならないことなのだが。

 さて、実は今、もう一件試している「手続き」がある。それについては、その顛末を月末までにお知らせできるかと思うので、少々お待ち頂きたい。

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