ビザ健診にご用心。

 ビザ申請における健康診断の有効期限は1年間。僕の場合は色々あって健康診断だけは早かったので、今回のように延長になると、検査が必要になる。これは中国に長かったことも影響しているのだと思うが、またもや出費である。

 出費は良いとしよう(良くない良くない)。そこに今度は数少ない特権クリニックでなければならないというおまけが付いている(これは各国同様で、不思議な指定クリニックが各国それぞれにある)。そこが極めて厄介なところなので、用心をしていく必要がある。

 いや、厄介は行く前から始まる。電話が死ぬほど通じないのである。指定された番号にかけて、自動応答に繋がってからなんと30分、頭痛がするまで待たされた挙句に、英語でいじめを受ける(これは当然といえば当然か)。そこでやっとのことで予約を取った。

 当日時間前に出かけると、今度は「時間通りに行かない」との宣告。何人待ちかも知らされないままに待たされ、呼ばれたのは指定時間から1時間後だった。

 写真を撮られ、料金を払う。346ドル。中国も高かったが、こちらも高い。ついでに「移民希望か」「医療関係か」などの質問を受け、今度は中で待つ。これも長い。

 やっとのことで始まると、血圧体重身長尿視力と進み、問診、X-Rayへと進む。しかし、このご時世で不安になるのは、いずれも消毒している様子が見られなかったことだ。どの部屋でも、無造作に前の患者がいたところに座らせたり、胸を貼り付けさせたり、関節接触し放題になっていた。スタッフは大声で話している。医師もスタッフもマスクはしていない。あまり時期的な心配をしている様子もない。一体何なのだろう。

 どこの病院も同じかも知れないのだが、患者が安心できる環境づくりは最低限手を尽くすべきであり、対策に国境や区別はない。通り一遍の作業とは言え、改善の余地があり過ぎるように感じた。

 いつか機会と余裕があったら、別の病院の様子も見に行ってみるとしよう。この国の解けない謎のような空気感がもう少し掴めるかもしれない。

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