[肺炎関連①]防疫の話。

 エアロゾルによる感染、というネタが上海市民政局という、医療衛生からかけ離れた部署、それも責任者でない人物の口から発表された。豪州では既に中国からの直接入国を禁じているものの、在豪者もしくは旅行者の中から既に患者が出ており、実は見逃せない内容の発表だったのだが、日本人のブログでそのネタが扱われているものはない様に見える。

 エアロゾル感染というのは、空気中に浮遊する何らかの物体にウイルスが付着し、人間の呼吸器に飛び込む(もしくは粘膜になすり付けられる)ことによって起こる感染方法であり、現実として防ぎようのない、極めて恐ろしい感染経路だ。つまり、スプレッダーである患者が咳をして、空中に吹き出されたウイルスは、空気中の媒介物質にくっついて、どこともなく空中を漂うことで、付近にいる誰の鼻にも入りうる状態にあるのである(ちなみにこれはドンピシャなタイミングで吸い込めば、ということで、必ず感染る訳では無い)。だが、なんら関係のない場所にいて感染る訳では勿論ないし、通風の良い環境にいれば、防ぐことはできる。

 ちなみに、マスクは買い込んでも無駄で、買い溜めをする意味は皆無になる。一生懸命大枚叩いて買い込んだ人には申し訳ないが、無駄金を性根の腐った奴に支払っただけで、買い込んだ人にはなんの意味もなくなったという訳だ。

 実際に感染を予防するには、手で①口を拭わない、②目を擦らない、③鼻糞掘らないの三点が一番有効だ。要は汚い手で粘膜に触れるな、ということだ。確かに、マスクをすることで①と③はある程度防げるので、マスクに全く意味がない訳ではないのだが、何十倍の価格で買うことは極めて空しい。こういう状況で何万円もの価格をつける人とはお付き合いしたくないものだ。

 話が逸れたが、今豪州政府がとっている方法はこれ以上ない程正しい。保菌者が入国しなければ、とりあえず感染ることはないのだから。それを不当だと騒ぐ中国系の学生や一部の親中派国民は居ても、元々検疫に厳しい豪州の立場から考えれば、そんな抗議はお門違いだ。潜伏期間が最大24日あることが発表された今、3月中旬までは最低でも制限が必要だ。しかし、日本政府はそうではない。経団連のささやきがあるのか、2F議員が利権の為にやっているのか、意地でも中国主席の訪日をゴリ押ししたいのか、いつまでも全面入国制限には踏み切らない。だが、この激ユルな状況が招くのは、感染可能性だけでなく、日本国民に対する、敏感な国や医療条件の良くない国からの入国制限であるということを忘れてはならない。相手からすれば、日本も既に立派な感染国なのだ。毎日増える感染者、そして保菌者の入国を防ぐでもない、そんな姿勢では、我々日本人の立場は悪くなるばかりだと言える。今日の報道では、米軍関係者から苦言を呈されてもいる。

 他の政策にも問題はあるが、ここでは論じない。ここで考えたいのは、当面の厳しい状況に鑑みて、現実的に厳格な防疫政策を打ち出し、自国民の感染可能性と、世界からの感染国扱いを避けるための手を打つべきではないのだろうかという点である。

 学期始まりを控えつつ、まだ日本にいる身としては、もっと政府に考えてもらえないかと切望している。こんな状況で豪州に戻れなくなったら、それこそ大損だ。だが、全く人命を意に介さぬ世界保健機構も含め、現状の対策は全く現実的ではない。我々が人類としてできることには限りがある状況では、保健衛生面からの適切な対策を望みたいものである。

 人体の健康というのは、極めて微妙なバランスの上に成り立っている。勉学を順調に進めるために、これをお読みの皆さんも、健康には気をつけて頂きたい。

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