検疫の問題。

 日本でも、羽蟻が入ってきたことや、アフ豚問題で、少しだけ注目されている検疫の問題。動植物間の関係は各国で異なり、普段は気づかないが、実際には非常に微妙なバランスを保つことで疫病の発生や蔓延を防止する試みが行われている。特に中国からのアフ豚ウイルスの輸入については、各国がかなりナーバスになっており、TVなどで流れる無責任な加工をしたソーセージを持ち込む旅行客は、実際には外国を訪れる資格なしと言ってもおかしくないほどに深刻な問題だ。これは中国の国内での指導が俟たれるところだが、中国は農業部は必死で取り組んでいても、検疫当局やはそんなことにはお構いなしなので、各国ともに頭を悩ませている。

 日本行きの機内ではなぜか余り見られないが、豪州に入る飛行機のなかでは、嫌という程「申告しましょう」ビデオを見せられる。それは豪州が生態系を重視している証拠であり、その国を訪れる人間としても重視しなければならないポイントの一つだ。

 だが我々がすべきことは、それほど複雑ではない。

 上記のような入国カードの*の部分に、薬や食べ物を持っていたら「YES」と申告するだけのことだ。

 問題は、一部の人が持っていても申告しない点にある。だが、実際には検査はそれほど厳しくなく、ほぼ一瞬で終わるので、正直に申告したい。筆者も食べ物を持ち込んだが、要は「ほぼ乾燥した加工食」であれば、最新式のX-RAYにかけられるくらいで、後はにこやかに送り出してくれる。

 ちなみに筆者が持ち込んだのはSOYJOY。二箱くらい持ち込んだが、特にお咎めもなく、さらりと通った。普通の薬品もOKだ。

 何がまずいのかというと、RAWもの、要は水分を含み変質・変化がストップしていないもの、動植物でも生肉など原料系のものだ。乾燥加工され、パッケージに入れられ、保存期間の長いものは大概がOKだが、それ以外の、例えば漢方薬の材料(飲片と呼ばれるもの)、生物活性が停止していないものは避けた方が良い。一部の中成薬と呼ばれるものの中には、生物活性がそのまま利用されていたり、豪州の薬事法で毒物とされているものがあるので、とりあえずは申告して、ダメなら没収で済ませるしかない。

 虚偽の申告(ないと言い張る)をして、所持が見つかると、有無を言わさずに200豪ドル以上の罰金が課せられるので、注意したい。ただでさえ物価の高い国で、最初から罰金はかなり辛い。

 どの国でも、ルールを守れば快適に過ごせる。普通の旅行客や学生の身分で、品行方正を疑われる行為はやめておこう。でなければ、今後のビザにも響くことになるので、これは重要なポイントだと思う。

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