
5月下旬に開かれた「オーストラリア留学フェア2023」に出かけてきた。今日まで放置したことについては特に理由はないのだが、ちょうどエージェント事業を始める間際で、色々と手続きが進まなかったことがある。
今回は、何年振りかの対面式ということで、主催者も慎重になり、会場の大きさも参加校も半分くらいの規模で開催されたのだが、蓋を開けてみたら結構好評で、申込客は初日が1000人近く、2日目が400人近くにまで膨れ上がり、当日の会場も芋洗い状態になった。何しろ狭かった。
中でも公立校の人気は依然として高く、特にメルボルン大学のカウンターでは、エレベータの入り口まで続く長蛇の列ができていた(入り口に一番近いところにカウンターがあったのは、そのせい?)。他もまあまあな感じだったものの、ボンドはそこまで人気がなかった。グリフィスは・・・まあまあだったように思う。
意外だったのは、TAFEにも人が途切れなかった点で、そこは意識が変わったのかな?と感じるところでもあった。TAFEは本来は専門学校と大学の間に位置するような存在なので、日本人的にはなかなか食い付きにくい位置にある。移民には有利なコースがかなりあり、多くの他国の学生はよく利用するらしいのだが、日本人的には微妙な立ち位置にあった。
だが、日本代表の大川さんに聞くと、途切れず問い合わせがあったらしい。インターナショナルスクールの学生がガチな英語で質問しているのは僕も横で見ていたので、まあ本当に具体的な悩みがある人は沢山いたのかなと想像している。とはいえ、実際、日本人にとっては、TAFEお得意のCertifitaceコースよりも、ストレートで大学に行ってしまった方が早い面はある。すでに職業人で、方向転換をするとか、技術訓練をしたい場合には、いい感じかもしれない。

他の大学は、まあまあの客入りだったのだが、気になったのは、学校によってはパンフすらほとんど持ってきていなかったり、日本側のアシスタントと思われるスタッフがほぼ妨害に近い動きをしていた点だ。「パンフだけもらってもいいですか」と聞いた時に、そのままくれるのが現地人、だら長い列に並べというのが日本人、いや、もちろんすぐくれる日本人もいたので、その中で逆に印象が強く残った。ネガティブな印象を残す学校説明会、これでは意味がなかろう。
1日目は、その後に大使館の知人と集客状況を聞いたりしつつ退散、2日目は迷ったのだが、勉強の為に行くことにした。
2日目は、小中高だった。やはり「意識高い系」の親御さんたちなのだろうか、参加校は同じく半分くらいだったのだが、昨日は700人(申込1000人)、今日は400人くらいの人出で、普通の賑わいを見せた。
この頃はまだエージェント事業を始めてはいなかったので、「もうすぐ始めるので」という話をしつつ、いくつかの学校の話を聞いてきたのだが、大体コミッションのパーセンテージや期間は似通っていて、違うのは例えば女子校だったり、寄宿制だったりというあたり、そして日本人の在籍者数あたりだけで、それぞれに地理環境以外の特色を見出すほどの話ができたわけではないので、中等教育入門、といったレベルのお話をしてきた。
中でも、ゴールドコーストにあるセントヒルダミドルスクールのお姉ちゃんはノリノリで、グリフィスの同窓生でもあったので、非常に話が進み、「次にゴールドコーストに行く際には、是非見学させてほしい」と希望を出しておいた。話がノリノリだったので、その流れでいっぱいノベルティをもらい、ついでに他の学校のパンフなどもせしめて、2日目を終了した。
また、毎回のことなのだが、会場ではアンケートに答えるとコアラのマーチがもらえる。これは記念品として外せないので、是非貰ってきて欲しいものだ。
やはり、教育が対面ベースな産業であり、留学がまさにその典型であるだけに、こういうイベントは会場でやらないと盛り上がらないようだ。コロナが政治的にひと段落したことで(実際にはまだ結構患者がいる)、おそらくこれから対面式も増えると思うので、お時間のある方は是非各国のフェアに足を運んでみて頂きたい。

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