中年留學ノススメ。準備編②

 留学をするにあたり、必要な手続きがいくつかある。
 それを分類してここに記して行きたい。

①語学
 ・英語ができないといけないのか
 ・試験は何を受けるべきなのか
 ・それぞれの試験の位置付け
②予算
 ・いくら持っていくべきなのか
 ・何にお金がかかるのか
③学校への申請
 ・どんな学校を選ぶべきか
④ビザの申請
 ・エージェントは必要か
 ・永住を考える場合
⑤やっておくべきこと
 ・現地の歴史を軽くでも調べる
 ・年下の「先輩」を探す
 ・留学イベントに出かけてみる
⑥その他
 ・今まだ思いつかないこと

 このようなメニューで書き込んでいきたい。

1. まず語学についてだ。英語はできないといけないのだろうか。

 答えから行けば、これは出来るに越したことはない。私が通う予定の英語コースはどうもピンキリのようで、あまり出来なくても受け入れるクラスはあるようだ。だが、もし学部や院に進むのであれば、言うまでもなくかなり必要ということになる。

 私は大学の付属語学学校の行くのだが、コースにはGeneral English(一般英語)とEnglish for Acadeic Purpose(進学用英語)の二種類があり、目的によって選択が可能になっている。が、何故か担当者から後者のEAPに行け行けと言われ、結局そのコースに応募することになった。EAPには3段階あり、最後まで行くと学部入学に際し公的英語試験の成績提出が免除になるとかで、そこを迂回して大学に行く人も多い模様だ。

1.1 公的試験を受験する場合は、IELTSかTOEFLが一般的に有効だ。

 TOEICは日本でしか通用しないので、何度受験しても無駄になる。ただ、IELTSもTOEFLも受験料が高い。一回の受験で25000〜30000円かかるので、やはり腰が引けてしまう。私はEAPに申し込んだのだが、ここでも提示を求められた。だが、前述の日本との共同プログラムでは「TOEICでよい」となっており、それで一度システムに入っていたので、そこに残っていたTOEICで一度受理され、到着後に再テスト(クラス分け)を受ける形となった。それはとりあえず極めて公平な話なので、これは誰でも受け入れられる方式ではないかと思う。

2.予算は以下の通りだ。

2.1 まず学費と保険料が請求される。

 これがないと入学許可は出ない。私の申請先での金額は以下のようになる。

 学 費 5500AUD(1セメスター4ヵ月)
 アトラクション費 101AUD GEが参考になるならば、なんだか細かいイベントがある。
 手 数 料 200AUD
 保 険 料 768AUD

 計6569AUDをまず支払うことで、いわば学生としての身分が担保され、ビザに必要な書類が届けられる。学校を相手に、こちらが受け身になる瞬間である。もちろん、これは後々まで受け身であり、一定の諦めが必要だ。ただ2019年9月現在、豪ドル安の傾向にあり、負担は和らいでいるので、タイミング的にはお得になっている。それでも一年で120万になる。

 さらに、現地に来ればわかるが、豪州の生活費は高い。ただ単に遊びに来たり、一週間のスタディツアーならいいが、長期にするとそれは現実の生活としてのしかかってくることになる。以下に具体的な費用を挙げていこう。

2.2 生活関係の費用には食費と住居費がどっかりある。

 この項目は固定費でもあるが、感覚的には変動費だ。というのも、選択肢が色々あるからだ。
 私の場合は、学校近くのいわばホテルアパートメントのような場所を押さえた。家賃は一週間395AUDなので、1ヵ月で現在のレートでは115400円程度になる。面積70平米のIベッドルーム1リビングルーム車庫付きだ(車庫は当然使えていない)。一年で150万になる。

 さらに、食費がかなり変動が大きい。もしも外食で通すのであれば、一日30AUDはかかるので、2000円となり、毎月6−7万はかかる計算になる。一年80万だ。

 さらに、生活のセットアップには約10万ちょっとはかかる。

 要は、ざっと計算すると300万円必要になるわけだ。もちろん、他の出費がないわけではなく、そこを考えると青天井になってしまうので、下調べと覚悟には時間をかけなければいけない。

 学校選びに関しては、次に投稿したい。

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