[資格レポ]JAOS認定留学アドバイザー受験記

 このサイトの本来の目的は、「年食ったけど留学したい」という燃焼願望を燻らせる中年世代に向け、「行ってみたらこうなった」情報を提供することにあった。

 もちろん、その目的は一部達成できているものと思うし、これまでお読み頂いた文章の中にさまざまなヒントを詰め込むこともしてきた。だが、それだけではお互いに受け身なだけだし、一歩踏み出す気になれるかというとそうでもないのではないかという思いに至り、今回、それらしい資格を取ることにした。

 資格名は標記の通り、「JAOS認定留学アドバイザー」。日本にはオフィシャルな教育エージェントというか、そういう国家認証が存在しないので、この資格も、あくまでも民間資格となる。また、日本にはもう1つ留学アドバイザーの資格があり、どちらを取るかは好み次第ということになっている。なお、留学斡旋企業については、団体の団体が「適格企業」の認証をしあうような仕組みができている。多分、皆さんが日頃おつきあいをする斡旋業者は、その認証をとっているところが多いのではないかと思うし、そうでないとかなり不安だ。

 それぞれのアドバイザー試験の主催団体はJAOS(一般社団法人海外留学協議会)NPO留学協会。違いはリンク先から見て頂くのが一番判断も速いだろう。上にも書いたが、好みとはいえ、困ったことに両方ともアドバイザー資格を作っており、受験する方としては非常に悩ましい。それでも受けてみようと考え、JAOSを選んだのには、いくつかの理由がある。

 1つは、試験内容がより網羅的であったこと、次にウェブサイトを含めた関連資料がよりよくデザインされていたから、とでも言おうか、全体的なまとまり感から、JAOSを選ぶことにした。

 ただそこには、ちょっとした違和感がなかったわけでもない。Twitterにも「なんでアルクから指定講座を買わないといけないのだ」という声があるように、アルクから55000円する養成講座を買う必要があるのだ。メルカリなどで買っても受験資格は得られない。ただ、これは業界への基金的な意味があると考えれば、それはそれでいいのだけど、・・・正直ちょっと痛い。とはいえ、費用には受験料も含まれているので、その辺は上手く利用すればいいのでは、とも思う。1回分を前払いということになるので、その「枠」をしっかり活かし切れば良いだけのことだ。

 もう一つ、違和感というか、改善の余地があると感じたのは、この資格があくまでも国内のアウトバウンド業界の振興に主眼を置いている点だ。他国の公式資格は、インバウンド、つまり多くの学生を呼び込んで、国家経済とソフトパワーを向上する点にある。しかし、この資格は、日本国内の留学斡旋業者の盛り上げを主目的に据えている。この点は、将来の日本のポジションを考えると疑問が残る。出ていく学生を支えるのは良いが、入ってくる学生も同様に大事だからだ。

 さて、本題に戻ろう。

 公式テキストは3冊組、更にDVDが含まれる。試験内容は完全にテキストの中から採られているので、試験そのものは簡単といえるが、何せ内容が多岐に渡っている。カウンセラーの心構え、各国の制度、留学の歴史など、中身自体は面白く、幅広く「日本人にとっての留学」を理解できる。留学協会の方は、日本に来た留学生の紛争解決なども含まれるので、ちょっと毛色は違う。

 試験当日のスケジュールは、午前中に面接、午後は筆記という構成だった。

 午前中の面接は、JAOS職員が面接官となり、モデルケースの面接を行う。ここの基準はわからないが、まずはカウンセラーになりたい理由などを聞かれ、更にそのモデル面接となる。その様子は指定教材のDVDに入っているので、大体そのようなスタイルで行えばOKだ。気をつけるとすれば、カウンセリング相手が、「設定が女子高生であってもおっさん」であったりして、心理的に乗り越えることが必要な点だ。

 午後は再度集合して、筆記試験になった。試験内容は、テキストの範囲の中で、各国の制度などが中心とした構成であり、選択問題40題+論述問題2題。内容自体は、受からせることを目的としたような感触を抱くほど、難しさを感じなかった。多分、選択問題だけならばほぼほぼ満点の出来だったはずだ。論述も元々持っていた知識で追いつける内容だったので、それほど苦労もせずに枠内で書き切った。合っている保証はないが、わかるだけ書いた。

 筆記試験は1時間半あったが、1時間すると退席可能なので、とっとと終わらせて席を立った。それからひと月あまり、メールで結果が知らされた。

 試験というのは、知識がどれだけこなれているかを試すものだと思う。学校の中間期末はもちろんそうだし(吸収速度が違うので、そこで点数の差が出るのが皮肉だが)、資格試験も同様だ。今回の試験については、何を期待するものでもなかったが、各国の留学制度について知ることができたし、カウンセラーの仕事も理解することができた。もちろん、業務関連の法規についても理解が深まったので、今後はこのサイトで豪州ネタだけでない話ができるよう、勉強を続けていきたいと思う。

 話の締めとして、今日届いた認定証(5年有効)を、とりあえず晒しておこう。

認定証。

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