
少し前にフリーコースの話をしたと思うが、今回更に新たな科目をクリアしたので記しておきたい。
今回の科目は「暗号理論」(Cryptography)。サイバーセキュリティのコアをなす理論の概論的講座だ。それも、ツールを色々と使った勉強で、前回と比べると嫌にややこしい講座構成になっていた(実際は数学的理論の学問だが、流石にフリーショートコースではそこまで踏み込まなかったのが幸いだった)。もちろん、これを修了すれば10万円分を免除することになるのだから、ある程度の難しさは当然なのだろうが、オープンブックなのにも関わらず、最後のテストもヒヤヒヤしながら受けることになった。問題は強敵で、冷や汗をかきながら、時間ギリギリに終了。結果は91点だった。全部で40問なので、多分2問間違えたのだろう。実際にはもっとまずいかと思っていたので、この結果には満足している。そして、写真のような合格証書のPDFが発行された。このフリーコースシリーズを受ける人は、意外にもピュアな人が多いのか、この証書をLINKEDINに晒したりして喜んでいる。僕は流石にそれはやらないが、多少なりとも今後受講する方の参考にはなると思うので、ここには晒しておく。
二科目目をクリアした今、残るは後一科目になる。どの科目になるかわからないが、そこをクリアすれば、院の科目を一科目履修した扱いになり、要履修科目が一科目減るだけでなく、3550ドルの節約にもつながる。どう考えてもそこまでの価値がないオーストラリアの学費、それを払う額を減らす努力は怠らないようにしたいものだ。これは、僕らのように自分で全部賄う立場の学生としては、必須の努力だと思うし、これから豪州での学びを考えている全ての人に必要な思考だ。これまで書いてきたように、この国でそこまでの学費を払って学ぶ価値のある選考はごく少数に限られている。
とは言っても、このフリーコース、単なるテクで終わるものでもない。これだけ冷や汗をかいた分、多少なりとも印象には残るので、結果としては節約と知識と二つの収穫を得ることになる優れものだ。履修をお得にするツールとしても、学びの手段としても、恐らく豪州唯一の選択肢であるこのコースを利用しない手はないだろう。
第二学期の科目も修了し、RPLで三科目、そしてフリーコースをもう一つ受けることで一科目と利終われば、履修済合計は六科目になる。全部で十二科目なので、残りの六科目をどう取るかが問題になるのだが、それはこの先の二年をかけて履修を進めて行けば良いのだ。実際には、選択科目で取れる科目は一科目まで減ってしまっているので、その他の五科目は厄介な必修科目ばかりが残っていて、見るからに重いプレッシャーがのしかかっているのだが、その苦しさも含め、如何に楽しむべきかを書いて行きたいと思う。
コメントを残す