アパートの入退居。

 これまでにもアパートのことには言及して来たが、退居までのプロセスをここに記しておきたい。

 箱物商売意識の強さについては既に書いた通りだが、この国は狭義のオーナー主義だ。ユーザーの立場はさほど考慮されないと言って良い。なので、部屋を借りるときはできるだけ短期間の契約をするのが正解だ。

 長期に借りてしまい、そこから中途解約をしようとすると、そこに罰金だの次の借り手がつくまでの家賃だの広告費だのを要求されるので注意が必要だ。移民が作り上げたこの国は、住む場所とそこに存在する権利を売る国でもある。なので、「いさせてやっている感」を前提に考えれば、色々な場面で納得がいくことが多い。学生ビザがどれだけ長期でも「過客」ビザの一種であり、そんなに自由はないし、永遠に「仲間」ではない。いっぱいお金を払って、やっと移民の入り口に立ち、そして仲間入りへの道が開けるようになっている。

 その一環として、最初に金を落とすのがこのアパートなので、契約にも「いさせていただいている」立場が強調されている。要は、「住んで良いけど言うことを聞け」という約款が、特に管理会社の自前の約款に満ち満ちている。アパートの貸し借りの管理部門であるRTAも、それは認めているようで、オーナーの保護ばかりが約款に書き込まれることになる。

 なので、変化に富んだ人生を送っている人は、より短期間での契約を結び、その繰り返しをしていくことが望ましい。

 今回は、元々卒業を考えていたので、少し長めの契約をしていたのだが、それが学校都合で狂わされ、帰ることになったので、契約を途中で切り上げることになった。しかし、そこで管理会社は上記の罰則を持ち出して来た。

 しかし、不幸だらけの中の幸いだったのは、今回のコロナ騒ぎの中、RTAが救済措置を打ち出していたことだ。そこには、「条件に該当する契約を切り上げる場合の罰金は、その罰金は最大家賃1週間分までとする」という項目があったのだ。管理会社は最初色々言って来たが、規則があることを知ると何も言わなくなった。要は規則以上でも以下でもないなら、こちらも規則で返せば良いのだ。だが、これは今年いっぱいの施策なので、来年になったらどうなるかは不明だ。

RTAの救済措置

 これにより、とりあえず1週間分の負担上乗せだけで契約を終了、帰国日程を決めることができた。

 また、ここには更にボンドクリーニング費用というのがかかる。退去時に掃除の費用を前払いしなくてはいけないのだ。これはうちのアパートの場合、部屋クリーニング390ドル+絨毯クリーニング150ドルとのことなので、帰国前にこれを加えた賃料を支払うことになる。まあなんでもお金を取る。

 最初の敷金(家賃4週間分)は後から返却されるというが、RTAの供託口座に入っているお金の為、これは恐らく帰国後になるのだろう。

 ここまで判明したのが11月半ば。後は荷物のパッキングや発送など、実質的な作業を急ピッチで進めることになったのだが、それも楽ではなかった。

 僕は郵便局をいくつか周り、最後は学校内の郵便局で箱を調達することができたが、AUPOSTのネットでも箱が売り切れという状態で、正直そのプロセスはかなり困難を覚えた。

二番目に大きいと思われる箱。20KGまで発送が可能。

 現地に行かなければ在庫があるかもわからず、あったらあったででかいので持ち帰りに困る。今回のような急展開でなければ、多分ゆったり準備できたのだろうが、こればかりは仕方のないことなので、せめてここのネタにして皆さんの知恵の一部にして頂ければと思う次第だ。個人的には、次があるならば最初から箱を買い込み、その中で収納を考えるようにしていきたいものだと思う。そうすれば、買い物も計画的になり、帰国時にも困らないからだ。皆さんはどう思われるだろうか。

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